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動物別症例集
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犬のセルトリ細胞腫
精巣でエストロジェン(女性ホルモン)を生産する細胞の腫瘍です。主に中~高齢で発症しますが、若齢での発症もあります。特に潜在精巣(陰睾)の場合は腫瘍化する確率が高く、約10~20倍になると言われています。
症状はエストロジェンが分泌されることにより、左右対称脱毛や色素沈着、乳房の腫脹(雌化)、骨髄障害で貧血などの影響が出ることがあります。
治療法、予防法どちらとも去勢手術です。生後6~7ヶ月までに手術をすることが賢明です。特に潜在精巣の場合は早期にしましょう。
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