HOME > 動物別症例集 > > 犬の橈尺骨骨折

動物別症例集

一覧へ戻る

犬の橈尺骨骨折

トイプードル、チワワ、ポメラニアンなどのトイ犬種といわれる小型犬やイタリアン・グレーハウンドなどの前肢は細いため衝撃に弱く、ソファから飛び降りて骨折してしまったり、抱っこ中に落下して骨折してしまうケースが多いです。
前腕部は橈骨と尺骨から構成されますが、それらをまとめて骨折することを橈尺骨骨折とよびます。

骨折の程度にもよりますが、通常は手術を行って体内にプレートを埋め込んで骨を固定する必要があります。
ヒビ程度であればギプスなどの外固定でも治癒することがあります。

後日レントゲン撮影で骨の癒合が確認できたら、再度手術をしてプレートを摘出します。

ちょっとの不注意で二度も手術をするような大掛かりな事態になってしまいますので、高いところには登らない、高いところから飛び降りない、などのしつけを普段から行っておくことが重要です。

カテゴリ:

一覧へ戻る